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ショートコラム

トレーニング方法に正解はあるのか?【トレンドの紹介と先人の教え】

魔法の言葉

それにしても次から次へと色んなダイエット方法が出てきますね~。

ここ数年は糖質制限ダイエットが随分もてはやされていますが、そんなにスゴイもんですかね?以前からあるものの呼び方を変えただけのような気もしますが…。それでもテレビに出てくる専門家の話を聞いたら『なるほどな~』なんて思っちゃいますけどね。

問題はそれを流す側の詐欺的な編集と、簡単で派手にしなければ受けとってくれない消費者のメンタリティにあるように思えます。

『これをすれば誰でも簡単に痩せます』のような魔法の言葉が出た時点で『これはやってはいけない』と思った方がいいですよ。そんなはずないんだから。

トレーニング方法に正解はあるのか?

正解のイメージ図

『あらっ、効き方が全然違うわ!』。ジムで筋トレマシン使用のアドバイスの際によく言ってもらえる言葉です。その後に『今まで何年もやってきたのに意味がなかったのね…。』と続きます。

当然意味がない訳はなく、どんなやり方であっても様々な効果を与えてくれたはずです。ただそれが目的に沿った方法であるかと問われれば随分遠回りをしているようにも思えます。

やはりやるからには最短で自らの目的を達成したいと願うものですから最も効率の良い方法を身に付けたいと思いますよね。

ところがこれが意外と難しかったりします。答えが有るのか無いのかはっきりしないのです。

冒頭の会話ではいかにも答えが有るかのように感じさせてしまいましたが実はトレーニング理論というのはそれほど万能でなかったりするのです。要するにまだまだ発展段階な訳です。

例えば『体脂肪燃焼』というワード一つとってみても、20年前は「有酸素運動は12分以上継続しなければ意味がない」だったのが現在は「有酸素運動の一回当たりの継続時間と脂肪燃焼効果に関係はない。総運動時間が大切。」になっており真逆です。

いい加減なものです。当時一生懸命に12分理論を広めていた者としては『何だよ!』と突っ込みを入れたものです。

筋トレにしても体を引締めるためにやるのならばフォームをしっかりとり対象の筋肉を疲労させるべきなのですが、運動能力向上のためにやるのなら決まったフォームをとらない不安定な状態で行った方が良かったりします。
脂肪燃焼のためならどっちでもよいです。

要するに正解というのは目的によって変わるし時代(流行り)によっても変わるのです。

よく『〇〇さんが言っていることはテレビで聞いた事と違う!』みたいな事が起こりますが、これはアドバイスする側が皆さんのどこを重視しているかにより変わるからです。

結果を最短で出すことに着目した時と、ライフスタイルの構築を重視した場合は真逆のアドバイスになることがあるのです。

前者の場合『週に4回ハードに行いましょう!』

後者の場合『まずは週一から始め無理なく行いましょう』

同じ目的でもこれだけ変わってきます。

最後に2021年現在でトレンドとされるトレーニングを2つ紹介しておきます。

目立ったものとしては上記のようなものとなります。
ダイエット専門ジムやパーソナルトレーニングでは大体取り入れられています。

ただし運動強度が高く『運動効率重視』となっています。実施の際は専門家に見てもらった方が安心です。

トレーニングのトレンド

トレーニングのトレンド画像

トレーニングにおいて流行り廃りがあるのは述べた通りですが、傾向としてはとにかく派手で分かりやすいものが好まれるようです。痩せるならこれ!これのみで良い!みたいな。

まあ、そんな訳はないんですが、これはダイエットに限った事ではないようです。

日常のIT化が進むにつれて他人の不祥事に対して必要以上に干渉することが明らかに多くなっていますよね。右か左か、〇か×か分かりやすく過激なもの。世界中で。

人類の歴史を振り返った時、そのような思考状態においてとんでもない不幸が起こりました。

物事は右と左の間のどこかにあるのであり極端な思考はそこから先の可能性をつぶしてしまいます。

大昔、孔子もアリストテレスも『中庸』という言葉を使い極論を悪と言い切りました。

テクノロジーの進化は人類の進化と錯覚しがちですが、古人の思考に触れた時、実は退化しているのではないかと心配になります。

偉そうにスミマセン…。

ABOUT ME
フラッシュパパ
フィトネス業界に20年以上関わっています。長年本気で取り組み培ってきたノウハウには自信があります。一般的なトレーニング論やフィットネスクラブについて初心者向けに発信します。フィットネスというジャンル的にはお手軽なものが好まれる傾向にありますが当サイトでは事の本質を深堀していくことをモットーとしています。長く取り組みたい人は参考にしてみてください。きっと役に立つはずです。健康運動指導士。