痩せたい、モテたい、体力つけたい、健康づくり、医者に言われて…など運動を始める人の動機は様々です。
でも共通するのは継続しなければ運動の意味はないという事。
一日で体脂肪が落ちたり長年の不調が改善されたりすることはないからです。
どれだけ綿密に計画を立てようが途中で挫折したり、毎度イヤイヤながら気持ちを奮い起こしたりして楽しく続けるのが難しくなるものです。
20年以上に渡って多くのクライアントに接してきた僕が、『どうすれば運動を継続できるか』を説明します。
- これから運動を始めたい
- 今までに何回か挫折してきた
- やる気が長続きしない
- 上手くいっている人のコツを知りたい
最短で結果を出したい人向きの内容ではありませんので、そのような人は読み進めていただかなくて結構です。
初心者のための運動開始事始め
目的は漠然としてて良い!
運動を始めたいけど、ちゃんと取り組んだことがないし自信がありません。
運動は継続が大切って聞いたけど私みたいに目的がはっきりしない人は難しいですよね…?
全く問題ありません。物事には必ず最初があります。
初心者が運動を始めるにあたって誰もが不安を感じているはずです。
少し元気の出る話をします。
おそらく目的の明確化であったり、意思の強さであったりというメンタルの強さを皆さんは重視するのではないでしょうか?
でも生死に関わるようなものでない限りメンタルの強さと運動の継続率は関係ありません。
なぜなら運動というのはどのような目的であっても基本長期的に取組まなければならないからです。終わりがないと言った方が良いかもしれません。
どれだけメンタルが強かろうが週、月、年と期間が長くなるにつれて継続は出来なくなるものです
思いの強さではなく捉え方であったり毎日のルーティンとして行動に落とし込むことが大切なのです。
気合は要らないのでどうやったら楽しめるかで考えましょう。
例えば半年で3㎏体重を減らしたいとします。
やり方次第で半年3㎏はそれほど難しい事ではありません。
問題は3㎏減らした身体をこの先も保つこと、または更に落としていくにはどうすればよいかという事なのです。
例えば、3㎏減を達成しても食事を元に戻したり運動をストップしたとたんにリバウンドが始まります。体質が変わっていないのだから当然です。
- 短期間に数kgのダイエットを行う
- 体重制のスポーツで減量する
- 半年後の結婚式に合わせてウェディングドレスを綺麗に着たい
良し悪しではなくこのような場合、その後に必ずリバウンドが訪れます。
それを見越したうえで行いましょう。
多くの人が運動を始める場合、目的は漠然としています。なんとなく『運動をしよう』と気持ちを固めて始めるものです。
続けるうちに目的が明確になることもありますがそんなものです。
それでよいのです。コツは他にありますから。
運動を始めるにあたって壁とは?
- 時間がない
- お金がない
- やる気がない
- やり方が分からない
もしスタートに踏み切れないとしたら大体このあたりで立ち止まっているのではないでしょうか?
でも、これらの問題は運動以外のことにも当てはまります。
何か新しい事を始めたい時に最も有効なのは考える事よりも行動に移すことです。
その上でタイプ別にお勧めの環境を2つ紹介します。
自宅トレーニングを行いましょう。近くをウォーキングでもいいし、YouTubeなどの動画でトレーニンを利用すれば5分ほどのスキマ時間で解決できます。
情報は無料で手に入る時代なので分からないことはスマホで調べましょう。
環境を変えることによって解決できます。
お勧めは近くのフィットネスクラブに通う事です。運動するための施設なので周りの人は全員運動をします。指導者もいるので目的を達成しやすいでしょう。
やる気がない日でも通ってしまえば周りのペースに引き込まれて自然と運動が出来るという利点も。
時間に余裕のある大人はほとんどいないし、運動にやる気は必要ありません。このサイトに行きつくくらいですから情報を得る力は十分に持っています。
少しの行動で大きく変わる事は出来るのです。とにかく運動を生活習慣に落とし込むことを第一に考えてみてください。
その内運動が習慣化すれば問題なしです。
『運動をやめる理由』順位を公開!
次に運動を始めたけれど途中で止める理由です。順位もこの通りです。
- なんとなく
- 引っ越し、転勤、部署異動等で環境が変わる
- ケガ、病気
順位ではこの通りですが実は一位が全体の9割。『なんとなく』です。
ご自身で運動している人もフィットネスクラブに通っている人も同じです。
多忙であったりモチベーション低下であったり特に環境ではなくご自身の問題をまとめたもの、つまり『なんとなく』です。
言い換えれば『飽きた』ということです。
続けようと思えば続けられるのですが他にやりたいことや楽しいことがあって、そちらに時間とお金をかけたいという事です。メンタルの波に翻弄されてしまったという事ですね。
もちろん罪悪感を感じる必要はありません。運動に限らず途中で挫折するのはよくあることです。
普通はこうなりますから意思が弱いという問題ではないのです。
生きていれば好不調の波は誰だってあるしそれに伴い物事の進み具合は異なります。
多くの人がつまづく理由は運動の捉え方を間違えていると結論付けられます。
これで準備OK! 運動の捉え方を変えれば一生続く!
詳しい運動の必要性に関しては厚生労働省のサイトに行けば(うんざりするほどの?)詳細データが見れます。厚生労働省HP
それを基に長続きするための秘訣を紹介します。
- 現代社会に生きていれば普通は運動不足になる。だから生活の中に『運動の時間』を入れなければ帳尻が合わない。
- 運動は一生続けるもの。短期的に頑張るのは良いが、長い目で見ると意味がない。
- ずっと続けるものだから楽しんだ者勝ち的なところがある。効果より感覚を大切に。
運動をやりたいかどうかではなくて運動はやるものであると捉えた方がよさそうです。。日常的に運動しないと人の機能は正常に働かないからです。
次に具体的な行動方法です
- 最低ウォーキングシューズまたはジョギングシューズは用意しておきましょう。
- 自宅、近所、フィットネスクラブ等何らかの運動環境を整えておいてください。手段は何でもよい。明日すぐに動けるようにしておく。
- 運動を中止している期間があってもよい。一生続けるものだと認識出来ているかがポイント。
まとめます
以上、見方によっては観念的ともいえるかもしれませんが、多くのデータと運動参加者の動向を見ると以下の事は間違いないでしょう。
- 運動の継続に忍耐力は関係ない。必要もない。
- 健康運動においては動機・目的をはっきりさせることに大きな意味はない。運動そのものが目的である。
- 身体活動は自然なものとして生活の一部にするべし。やりたいかやりたくないかで迷うようなものではない。ものを食べなければ生きていけないように運動しなければ生きていけない。
まずは運動は当たり前のものとしてすぐに出来る事からはじめてみてください!