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体づくり

【健康運動をしたい人へ向けての】水中ウォーキングのススメ!裏の主題として『本当は怖い水泳の話』

運動不足です。体力もありません。

医者から運動を勧められて水中ウォーキングが良いと聞いたけど何でですか?
普通のウォーキングじゃだめ?

水中ウォーキングはほぼメリットしかありません。是非取り組んでみてください。
陸でのウォーキングも良いですが『安全性の高さ』、『運動効果の高さ』という2点において水中の方が優れています。

理由は全て水中という特殊な環境にあります。
最強の健康運動と言っても良いでしょう。

でもなんとなく聞いたことあるけど、イマイチ良く分からないという人は多いのではないでしょうか?

この記事では水中ウォーキングに取組んでみたい人へ向けてそのメリットと気を付けておいた方が良い事を伝えていきます。

読み終わったらきっとプールに行きたくなりますよ!

水中ウォーキングのススメ!最強運動の理由

なんで水中運動が良いのか?

母のお腹の中にいた時の記憶が云々・・・。まさかそんな話ではありません。
ちゃんと理由があります。

水の4大特性
  • 浮力・・・陸より身体は軽くなる
  • 抵抗・・・どんな動きをしても水が抵抗になる
  • 水圧・・・水の圧力が身体を圧迫する
  • 水温・・・水温は体温よりも低い

陸と決定的に違うのはこの4つの特性があるためです。水の4大特性として有名なので雑学としても知っておいて損はありません。まあまあ説得力があります。

浮力

首まで浸かると体重は十分の一になります。ほぼ無重力です。
膝、腰に負担をかけないので痛めている方でも多少激しい運動が可能です

抵抗

水中での抵抗は空気中に比べて約800倍と言われます。
つまり身体をどのように動かしても負荷がかかるためトレーニングになります。
例えば陸で腕を振っても大して疲れませんが水の中だと重いです。エネルギーをいっぱい使います

水圧

水の圧が身体を締め付けます。下半身をキュッと締めてくれるので血液やリンパ液を上に送りやすくなります。
えー、つまり血圧が高い人も心臓に負担がかかりにくいです。

水温

体温は中心が37℃。屋内のプールであれば大体31℃くらいが運動に適温です。差が6度ありますね。体温を一度上げるのに300㎉前後必要と言われますのでめちゃエネルギーを消費します。何もしなくても37℃に保つために莫大なエネルギーを消費します。血管が収縮するので血管のストレッチにもなります。

出来るだけ簡単に書いたつもりですが分かったようで分かりにくいですね…。

要するに、『関節が悪くて痛い人でもちゃんと動けて、陸よりも全然トレーニング効果が高い割に、体に優しく、エネルギー消費が高い!』という事なのです。

よく水に入った後は眠くなりませんか?
大して動かなくても様々な特性が働くため膨大なエネルギー消費が起こるためですね。

万人向けなのです。メリットが大きすぎます。

地域に公共のプール設備が多いのはこのためです。別にみんなに楽しんでほしいから税金をいっぱい使って作ってるわけじゃないんですね。
健康になってもらって医療費も下げたいのです。

運動をしたくても出来ない人とっての水中ウォーキング

プール運動が最強の理由の一つに『人を選ばない』があります。

色んな疾病を患っていても無理なくしっかりと運動が出来ます。
先に紹介した水の4大特性で説明が出来るのですが、もう少し補足しておきます。

こんな人にオススメです
  • 運動を頑張ってたけど関節を痛めた。
  • 血圧が高いから散歩くらいしかできない。
  • どれだけやっても体重減らない。
  • 体力がなさ過ぎてまともな運動が出来ない。

つまり運動しないといけない人は制約が多くなるので出来る事が限られます。

ここに大きな矛盾が生じるのです。
運動しないといけないのにやってはいけないことが多すぎるのです。

ところがアラ不思議、水中では全て解決されます。
誰でも無理なくご自身がやりたい強度で運動が出来ます。

生活習慣病に苦しむ人はやるしかないですね。

ただしここまでの話は全て水中ウォーキングの話です
水泳ではありません。
水中ウォーキングと水泳はプールという環境は同じでも全く別物だと思ってください。

本当は怖い水泳の話【衝撃の真実をお話しします】

クロール

今から話すことは健康産業界のタブーなのかもしれません。

ある意味衝撃的かもしれませんが僕以外の人が話しているのは見たことも聞いた事もありません。念のためネット上で調べてみましたが目立つ場所に『水泳の危険性』を主張しているサイトはありませんでした。
多くは飛び込みや遊泳禁止場所での危険性を啓蒙しているものでした。
まさか全員が気づいていないはずはないのですが、何故か誰も口にしません。

でも普通に考えれば水泳が健康運動として致命的な問題を抱えているのは明白です多くの現実にも立ち会ってきました。

はじめに誤解がないように説明しておきます。
今から話す危険性は、あくまで一般的な運動初心者や生活習慣病予備軍の人にとっての話です。

何年も泳ぎ続けているような熟練者にとっては運動効果も楽しさも大変優れています。僕の意見は無視して水泳を楽しんでください。

でも初心者が無理に水泳を始める必要は全くありません。むしろやらない方が良いです。
理由を述べます。

運動初心者が水泳にこだわらなくてよい理由
  • 呼吸が止まるから血圧が急上昇している!
    非常に危険!!
  • 頭まで水に浸かるので『水圧』の恩恵を受けることが出来ない!
    全身が圧迫され心臓に負担がかかる。大変危険!!
  • 初心者はできても10分!短時間高強度の運動しかできない。超危険!!

はい、危険なのです。これに尽きます。

水の中では息は吸えません。吐くことはできます。
よって水中では息を吐き続け顔をあげた時に瞬間的に息を吸います…。

できます?そんな事。
よほど慣れている人でなければ顔を水に浸ければ普通呼吸は止まります。
つまり無呼吸運動の連続なのです。

運動は健康のために大変重要ですが、それがきっかけとなって事故が起こることも多いのです。

僕はプール環境に20年以上関わっていますが、水中ウォーキングでの事故を見たことがありません。転倒などのプールサイドでの事故はたまにあります。
もちろん頻繁に起こるものではありませんが脳や心臓に損傷を伴う重篤な事故は全て水泳によるものでした。ほとんどではなく全てです。しかも定期的に泳いでいる中級者に多いのも特徴的です。
安全を求めて水中を選んだのに無呼吸であれば最も危険な環境となってしまうのです。

異論のある人もいるでしょうが、これは僕が経験してきた事実です。一度や二度の話でなく軽度なものも含めれば23年間で数百件に及びます。

例えば『のんびり泳いでいたけど途中で気分が悪くなってしばらく立てない』という事は水泳では普通に起こります。水中ウォーキングでは起こらないのです。

軽度なものが十件あればそのうちの一件は中度なものです。そして中度なものが十件あれば一件は重度なものになります。つまり百件事故があればその内の一件は生死に関わる大事故になります。統計上必ずそうなります。

呼吸をしない運動が健康的だと思いますか?
僕は水泳指導も20年以上行っていますが、潜って呼吸のチェックをすると7割は止まっています。出来ていても浅いです。何年泳いでいる人でもこの傾向はあります。
これだけ呼吸を重視する僕のクラスの参加者でさえそうなのです。

名コーチと言われる人は沢山いるし泳法指導においては素晴らしい技術を持っています。息継ぎの技術だってすごいです。
でもなぜか呼吸そのものについてはあまりにも無知すぎることが多いのです。
『水泳とはそのようなものだ』と考えているとしか思えません。

ヨガだってピラティスだって呼吸を最も大切にします。およそ全ての有酸素運動は酸素を取り込むことによって体の中で起こる反応を利用しているのです。呼吸が基本なのです。

睡眠時無呼吸症候群は大問題にされているのに水泳が健康運動としてチヤホヤされているのが僕にはどうも理解できません。
健康的かと問われれば『一部の水泳熟練者にとっては』というのが僕の答えです。

とはいえ水泳が生涯スポーツとして多くの方に愛されているのも事実です。それだけ魅力があり学べる場所もたくさんあります。奥が深く上達すればするほど加速度的に楽しくなります。1,000万人以上と言われる参加人口が証明しています。

また、子どもの水泳教育に僕が指摘していることは当てはまりません。子どもにおいては水泳の無呼吸が重篤な事故につながる可能性はほとんどないからです。心肺機能の向上をはじめとしたメリットの方が大きいでしょう。

結果的に事故を起こすより健康になる人が多いのならば良いのかもしれません。

くれぐれも呼吸だけは大切にしてください。

水中ウォーキングにデメリットはあるのか?

プール

散々水中ウォーキングを賛美し水泳を徹底批判しましたが、迷信じみた常識と現実の違いを知ってほしいと思ったからです。

批判ついでに水中ウォーキングのデメリットも指摘しておきます。
メリットが大きすぎてかすみますが問題もあります。

  • 無重力がゆえ下半身の筋力が衰えやすい。
  • あまりしっかりと動かない人は一定以上の体脂肪は減りにくい。
  • 景色が変わらないため退屈になることがある

この三点でしょうか。

水中で働く浮力は関節への負担を減らすと同時に筋力への負担も減らします。水中運動が長い人は明らかに下半身の筋力が弱い傾向にあります。
膝が悪い人にとって水中ウォーキングは最適ですが、同時に膝を支配する腿の筋肉を鍛えなければなりません
下半身の筋トレに関しては陸でのトレーニングに分があると言えるでしょう。

また水温の影響は大きなエネルギー消費をもたらせてくれますが、身体には冷えに抵抗して体温を守ろうとする力が働きます。体温は体脂肪によって保たれます。寒い地域の動物、例えばアザラシなんかは体脂肪が厚く丸々していますよね。
よって陸の運動に比べて体脂肪燃焼は若干不利になります。
大きく過体重の人はメリットの方が大きいですからあまり気にしすぎないようにしてください。

このように水中でのメリットがそのままデメリットに繋がってしまうんですね。何事にも裏面があるのです。

あと歩くだけでは退屈しやすいですね…。

まとめです

  • 水中ウォーキングは最強の健康運動である。
  • 水中では陸にはない4つの特性があり大きな恩恵をもたらせてくれる。
  • 水中ウォーキングの延長線上に水泳があると思うのは間違い。別物である。
  • 呼吸が浅くなる運動は健康運動とは言えない。
  • 水中ウォーキングだけでは衰える箇所あり。陸の運動も合わせて行うべき。

以上、ほぼ僕の経験とロジックだけの意見なので絶対ではありません。
でも僕自身は絶対であると言えます。

信用するかどうかはもちろん自由です。

是非他の記事も見て信用できるか否か確認してみてください!

ABOUT ME
フラッシュパパ
フィトネス業界に20年以上関わっています。長年本気で取り組み培ってきたノウハウには自信があります。一般的なトレーニング論やフィットネスクラブについて初心者向けに発信します。フィットネスというジャンル的にはお手軽なものが好まれる傾向にありますが当サイトでは事の本質を深堀していくことをモットーとしています。長く取り組みたい人は参考にしてみてください。きっと役に立つはずです。健康運動指導士。