フィットネスクラブに通いたいのですが、どのクラブが自分に合っているのかわかりません。毎月安くない料金を支払うので後悔したくははないし…
何か判断する方法はありますか?
ハイ。もちろんありますよ。
フィットネスクラブと言っても筋トレマシンが充実しているところがあればヨガやピラティスをメインに行うところがあります。クラブごとにサービスの『基準』が違います。
通ってみたいと思っているけど色んな心配事が重なりなかなか前に進めないでいることは多いものです。
また過去に通ったことはあるけど挫折した経験がある人も多いです。
あなただけではありませんので安心してください。
また、様々な形態のクラブが乱立している状態でそれぞれの特徴をつかむことが出来ずに間違った選択をしてしまう事もあります。
フィットネス業界に20年以上たずさわるボクが入会前に陥るであろう問題点を明確にし、あなたにあったクラブを紹介します。
自分にあったフィットネスクラブを見抜く方法
クラブを選ぶときに大切な要点は以下のようになります
- 目的が明確かそうでもないか?また期間は短期で考えているのか中長期で取り組みたいのか?
- ヨガやダンスなど習い事感覚で行えるグループレッスンに興味があるかそうでもないか?
- 価格の安さを最重要視しているかそうでないか
- 筋トレが一番の目的!
- プール運動をやりたいか?
- そのクラブは30分以内に通える場所であるか?
クラブ選びで失敗しないためにはこれらの事を整理することが大切です。
一つ一つクリアしていくことにより本当に向いているクラブが見つかります。
目的が明確かそうでもないか?また短期で考えているのか中長期で取り組みたいのか?
別に目的意識を持ちましょうと言っているのではありません。どっちでも良いです。
目的・目標は変わるものです。気楽に構えましょう。
ただそれがスタートの段階であるかないかで選択肢は変わってきます。
例えば全くの初心者が2カ月で5㎏痩せたいといった明確な目的があるのであればそれをうたっているクラブでなければ難しいです。入会初日で挫折することすらあります。
低価格の施設だけを提供しているクラブでは道筋が分からないまま遠回りをする可能性が高いでしょう。
- パーソナルトレーンニング専門型クラブ
- パーソナルトレーニングや別料金で運動指導コースがある総合クラブ
- トレーニング知識がある人はマシンや器具の種類と数がとにかく多いクラブ
つまり指導者がいるか、ご自身にその知識がある場合になります。
- ジム、スタジオ、プール、風呂等アイテムの多い総合型クラブ
- 男性がいない環境が良い場合はヨガ・ピラティススタジオ
- オンラインフィットネス
ヨガやダンスなど習い事感覚で行えるグループレッスンに興味があるかそうでもないか?
スタジオがあるかないかが大きなポイントです。
本当はインストラクターの指導を受けたかったのにスタジオのないジム型クラブに入会してしまって後悔する人は案外多いのです。
また、毎週同じグループレッスンに参加する場合は他の参加者と年齢や職種を超えた交流が生まれます。学校で同じクラスの中で友達を作るのと同じですね。
傾向として女性はグループレッスンに興味がある人が多く男性はマシンを使った筋トレやランニングを好むことが多いです。
正解はありませんがそのような特徴があると思っておいてください。
- スタジオを1面以上持っているクラブ
- ヨガ・ピラティススタジオ
- ダンス、暗闇ボクシング等
拠点の多いヨガスタジオです。
参考にしてください。
価格の安さを重要視しているかそうでないか
各クラブはほとんどが一律料金ではなく、利用頻度が少ない人や短時間で良い人のために格安で継続できるような会員の種別があります。
例えば月会費を6,000円にする代わりに利用回数を4回までに制限していたりチェックインからアウトまでを90分に制限するといった感じです。
通常の会員が7,000円以上することが多いですから少しでも節約したい人にとっては良いですね。
またクラブ数は少ないですが、人の介するサービスや備品を有料にする事により全ての会員種別を格安にしているようなクラブもあります。
- 会費6,500円で月に4回利用できる
- 会費5,000円だが一回当たり500円の利用料金を支払う
- 会費6,500円程度でチェックインからアウトまでが90分限定
- 会費5,000円程度でチェックインからアウトまでが60分限定
- 人的サービスや備品をカットして5,000円以下で提供するクラブ
なお、60分~90分限定等の短時間会員でスタジオレッスンの参加はオススメしません。運動とは別に風呂やサウナの利用をする人も避けた方が良いでしょう。
時間に追われてしまい肝心の運動に集中できなかったり楽しめなかったりするためです。目先の数千円の節約より大きなものを失う可能性が高いでしょう。
一日あたりにすると数十円のUPですから特に初めのうちは時間に余裕を持った方が良いです。
とにかく価格の安さを重視するのならオンラインフィットネスが一番です。
自宅派にはお勧めです。
筋トレが一番の目的
筋トレは身体のラインを整えるためには最も大切な運動です。
そして筋トレを最も効率よく行うには専用のマシンやダンベル・バーベルを置いているクラブを選ばなければなりません。
筋トレをやりたいのに器具を置いていないスタジオ型クラブに入会してしまってはいけません。
見た目を変えるための筋トレが最大目的の場合はそれ自体をしっかり行えるクラブを選ぶべきです。
- エニタイムフィットネスやジョイフィット等の24時間型ジム
- マシンのラインナップが充実している総合型のクラブ
- ボディビルジム
プール運動がやりたいか?
大きな設備投資と維持が必要なためクラブの中でもプールを併設しているところは一部の大規模なクラブに限られています。なかなか『クラブを選ぶ』ことは出来ないかもしれません。
しかし水中運動は身体に負担をかけることなくトレーニング知識がなくともしっかり運動を行える特徴があります。
以下に当てはまる人はプールを持っているクラブへ通う事をオススメします。
- 健康診断等で運動を勧められた
- 肩や腰、膝等関節が不調
- 体力がない
- 高齢である
20分以内に通える場所にあるか?
今まで書いた事を全て覆すようですが、通うのに20分以上かかるようであれば続くものも続きません。『思い立ったらすぐに行ける』ことが最も大切な要素となります。
だから如何に『運動を行う事』が我々の日常に落とし込むことが出来るかが大切です。
家から、または職場から近ければ近いほどクラブの利用回数は増えます。これは統計上確実に言えることです。
よほど目的が合致していない限り通いやすいクラブを選ぶべきです。
まとめます
クラブを選ぶポイントはいくつかあります。要点さえ押さえればきっと自分に合ったクラブは見つかりますよ。
- 目的や期間がはっきりしている場合は指導者がいた方が近道!金額は高くなるが確実に効果は出ます。
- グループレッスンに参加したい人はスタジオのあるクラブが絶対条件。仲間を作りやすいというメリットも!
- 金額を押さえたい人はそのような『会員種別』のあるクラブを選ぶべし!一見高そうに見えるクラブでもそのような種別を用意しているところは多いです。
- 筋トレ重視の人は置いてあるマシンバリエーションと数を見れば判断がつく!
- 水中運動は身体に優しい割に効果的!プールのある所を選びましょう。
- 全ての基準は『通いやすさ』に負ける!大前提として継続できる環境を最重視する。
ここに挙げたことは当たり前の事ばかりかもしれませんが、様々な業態のフィットネスクラブがあるため慣れていなければ整理がつかないものです。
是非皆さんが選ぶ際の参考にしてみてくださいね!